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機械翻訳は通訳の代わりになる?活用方法や問題点を知っておこう

ビジネスや旅行などさまざまな場面で外国語の意味を知りたいとき、機械翻訳を活用する方は多いでしょう。

通訳に依頼するよりもお金がかからず、すぐに翻訳できることから機械翻訳は私たちの生活にかかせないものになっています。

しかし、気になるのはその翻訳の正確性ではないでしょうか。

機械翻訳をうまく活用するには、どのような場面に適しており、どのような場面に不向きなのかを理解しておくことが重要です。

この記事では機械翻訳の仕組みやメリット、正確性について解説しながら、より正確な翻訳をしたいときの方法について紹介します。

機械翻訳の仕組みとメリットは?

まずは、機械翻訳の仕組みやメリットについて解説します。

機械翻訳と一括りにいっても翻訳を行う仕組みが異なるため、活用する際にはそれぞれの仕組みによる翻訳の特徴を理解しておくと良いでしょう。

また、通訳にはない機械翻訳ならではのメリットもあるため、通訳や翻訳を行いたいシーンによって使い分けることが大切です。

ルールベース型とニューラル型

機械翻訳の仕組みには、おもに「ルールベース型」と「ニューラル型」の2種類があります。

  ルールベース型 ニューラル型
手法 蓄積されたデータベースに沿って訳す方法 機械学習をさせ、一致する割合が高いものを最適な訳文として作成する方法
メリット データベースの精度が高いと正確な翻訳が可能 語順がちがっても高い精度の翻訳が可能

 

ルールベース型は、入力された文章の単語をデータベースと照会し、文法に従って配置して翻訳した文章を作成する方法です。

ルールベース型の特徴は、人間があらかじめ作って入力した文章を辞書のように蓄積していく点で、作成した辞書の精度が高ければ翻訳精度も高くなります。

一方でニューラル型は、機械学習によって似た意味の文章やフレーズを学習させ、一致する割合が高いものを最適な訳文として作成する仕組みになっています。

ニューラル型の場合は、文全体の情報をもとに翻訳を行うため、語順が異なる文章に対しても高い精度の翻訳が可能になる点が強みです。

近年はより翻訳精度が高くなったことから、ニューラル型はさまざまな場面で利用されるようになっています。

機械翻訳にあって通訳に無いメリット

機械翻訳にあって通訳に無いメリットとして、安価なため導入コストが安く済むことが挙げられます。

また、複雑な手続きなく簡単に導入できるため、誰にでも使いやすい点が特徴です。

Google翻訳などは、とくに身近な機械翻訳として、頻繁に活用している方も多いのではないでしょうか。

また、機械翻訳はすぐに翻訳されるため、リアルタイムにやり取りを行う際に適しています。

日常会話レベルの簡単な翻訳であれば、機械翻訳でも高い精度で翻訳してくれるので、扱いやすこともメリットのひとつです。

機械翻訳は不正確?使えないケースとは?

機械翻訳は即時的に翻訳できるうえに手軽に活用できるメリットがある一方で、欠点があることも事実です。

機械翻訳の欠点を理解していれば、機械翻訳が苦手とする領域の翻訳は人が翻訳を行う通訳サービスを活用するなど、使い分けることが容易になります。

ここからは、機械翻訳の欠点と機械翻訳を利用するのに不向きなケースについて見ていきましょう。

機械翻訳の欠点

機械翻訳の欠点は、細かなニュアンスを間違ってしまう点です。

とくにニューラル型は文章全体を考慮した翻訳を行うため、一部の単語が抜け落ちてしまい、細かなニュアンスがわからないことがあります。

機械翻訳は、基本的に小説などのユニークで独特な言い回しや、口語の翻訳が苦手です。

また、文化の違いまでは理解できないので、その国特有の単語や言い回しについてはうまく翻訳することができない場合があります。

滅多に使われることがない固有名詞や専門用語の翻訳も苦手なので、機械翻訳は日常会話で使用するフレーズの翻訳程度に留めておくと良いでしょう。

日常会話レベルの翻訳であれば機械翻訳を利用し、より正確性や専門性が必要な翻訳の場面には通訳サービスを活用するなど、状況や利用場面に合わせて選択することが大切です。

機械翻訳が不向きなケース

機械翻訳の欠点は「細かなニュアンスを間違えてしまうこと」であり、正確さを求められる翻訳の場面には不向きです。

たとえば、ビジネス文書や公式文書、契約書、プレゼン資料などの正確な翻訳が必要になる場面では、人による通訳サービスを活用する方が良いでしょう。

また、会話をそのまま翻訳したいときも、機械翻訳ではニュアンスが正確に翻訳できない場合があります。

話し言葉は文法が入れ替わっていたり主語を省略したりすることから、正確に翻訳できなくなるためです。

機械翻訳で十分だと感じる場合もあれば、状況によってはうまく翻訳できないこともあるので、使い分けを意識する必要があります。

正確さが求められる場面では、プロによる翻訳・通訳サービスを活用するなど、機械翻訳だけに頼らないようにしましょう。

通訳サービスは気軽に導入できる!

通訳サービスといえば、敷居が高いイメージがあるかもしれません。

通訳者のランクによって料金体系が異なっていたり、別途通訳に必要な機材などの準備が必要になったりして「導入するのは難しそうだ」と思っている方もいるでしょう。

しかし、通訳サービスには機械翻訳にはないメリットがあり、低コストで利用できるものもあるため、意外に気軽に導入することが可能です。

ここからは、通訳サービスのメリットと、低コストで通訳サービスの導入・利用ができる「クラウド通訳」について紹介します。

通訳サービスのメリットは?

通訳サービスのメリットは、機械ではなく人によって翻訳・通訳を行うため、正確で柔軟な通訳ができることです。

ニュアンスや文化の違いを理解したうえで通訳を行うため、話し言葉や専門的な知識が必要になるビジネスシーンでもより正確に通訳を行うことができます。

たとえば、海外向けにマーケティングを行いたい場合に「その国の人にとって馴染み深い言い回しをして欲しい」という要望にも応えられるでしょう。

文化や地域、宗教的な背景など、言語圏における「知識」があることから、聞き手・読み手が理解しやすい通訳をしてもらうことができるのも通訳サービスのメリットです。

「クラウド通訳」なら低コスト

通訳サービスを利用する場合、通訳者に同行してもらう必要があるため、事前に予約が必要になる点がネックでした。

クラウド通訳」であれば、必要な時にスマートフォンやタブレットで、全国どこでも通訳を呼び出すことができます。

まさに「通訳者につねに同行してもらっている状態」になるため、急に通訳が必要になったときにも安心して対応することが可能です。

クラウド通訳は、利用状況に合わせてプランを選べる特徴もあり、通訳が必要になる頻度に合わせて選択することができます。

たとえば、店頭でトラブルや困ったことが起きたとき「間に入って正確に伝えてほしい」というケースであれば20分プランの活用が便利です。

観光案内所など、やや通訳に時間を要するシーンで活用するのであれば、60分プランを選択するなど、利用シーンに合わせて選ぶことができます。

もちろん利用時間に制限のない「使い放題プラン」もおすすめです。そのほか、24時間対応が必要な場合には、有料オプションの「24時間対応」を活用できます。

利用頻度や状況、時間などに合わせてプランを選択できるため、低コストで通訳サービスを導入できる手段として、活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

機械翻訳の問題点は、翻訳の不正確さにあるとされていますが、日常会話レベルの通訳であれば問題なく活用できます。

しかし、ビジネスシーンや接客対応などで海外の人と会話をする機会が多い場合、機械翻訳では物足りなく感じるかもしれません。

「機械翻訳では物足りないが通訳サービスの利用はコストが心配」という場合には、クラウド通訳の活用がおすすめです。

利用場面や頻度、正確性を求めるのか、コストを重視するのかなど、翻訳に求める条件から総合的に判断し、活用するサービスを選択しましょう。

(上記掲載の内容は、掲載日時点のものです。あらかじめご了承ください。)