中国語(台湾語)通訳の料金相場と依頼前に確認すべきポイント

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ビジネスシーンや会議、打ち合わせ、契約など、さまざまな場面で通訳が必要になることもあるでしょう。

多くの言語がある中で、中国語の通訳を依頼したい場合、料金はどの程度必要になるのでしょうか。

この記事では、通訳の種類や料金の相場と、通訳を依頼する前に考えておくべきポイントについて紹介します。

中国語(台湾語)通訳の料金はどうやって決まる?

中国語や台湾語などの通訳を依頼したいと考えたとき、通訳の種類と料金について把握しておく必要があります。

通訳を依頼する際に必要になる料金はさまざまな要因で変動するため、予算に応じた依頼を検討しなければなりません。

ここからは、通訳の種類や料金が変動する要素とその理由について紹介します。

通訳の種類

通訳の種類はいくつかあります。ここでは3つの通訳方法について見ていきましょう。通訳の方法によって通訳の難易度が異なるため、料金が変動する部分でもあります。

同時通訳

同時通訳は、国際会議や学会、セミナー、レセプションなどの場で依頼されることが多い通訳方法です。

同時通訳は、発言者が話した内容をほぼリアルタイムに通訳する方法で、マイクなどを通して複数人に通訳を行うこともあります。

話を聞きながら通訳を同時に行うため、高い通訳スキルと経験が必要になるものです。

高度かつ専門的な内容を含む通訳が必要になるため通訳の難易度が高く、ベテランで専門用語への理解に長けた通訳者への依頼が必要になります。

そのため、料金もほかの通訳方法よりも高くなる傾向があり、依頼する場合には予算の確保が必要になるでしょう。

逐次通訳

逐次通訳は同時通訳とは異なり、発言者の内容を数文程度まとめて通訳を行う方法です。発言者は通訳中に発言を止める必要があるため、会話に必要な時間が増える特徴があります。

商談や会議、企業間の重要な契約などの場面で用いられることが多く、数文まとめて通訳を行うため、より正確に内容を把握できる点がメリットです。

同時通訳よりも依頼にかかる費用は抑えられますが、通訳に時間を要する点に注意が必要になります。

ウィスパリング通訳

ウィスパリング通訳は、少人数の会議や商談などに用いられることが多い通訳方法です。

通訳を受ける人の近くで囁くスタイルで通訳を行うため、基本的に通訳を受ける人は1~2人程度と少人数になります。

聞き手が3人以上になる場合は、レシーバーやマイクなどの機器を用いることもありますが、同時通訳に近い形式になると費用もかかってくるでしょう。

通訳の種類についての詳細は、こちらでも紹介しています。

関連記事:
・通訳には種類がある?導入する際の選び方のポイントもご紹介

通訳者のレベル

通訳を依頼する際の料金は、通訳者のレベルによって異なります。大規模な学会やサミットなど、専門用語や専門的な知識が必要になる通訳は料金が高い傾向にあります。

案内や受付、意思疎通などの比較的簡易な通訳であれば、料金は低い傾向にあるため、状況に合わせて依頼することが大切です。

通訳者の派遣にかかる費用

通訳者を派遣する際にかかる費用も、通訳依頼を行う料金に加算されます。

通訳者の交通費や宿泊費などがその例で、派遣にかかる費用の算出方法は通訳会社によってさまざまです。

1時間ごとの場合や半日ごと、〇時以降になる場合は宿泊をともなう、などのような条件が付帯しているところもあります。

また、通訳を行う時間帯や通訳場所(日本国内か海外か)によって異なる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

そのほか、ヘッドフォン、マイク、レシーバーなどの機材を通訳の際に用いる場合は、機材のレンタル料などが別途加算されます。

中国語(台湾語)の通訳料金相場

中国語(台湾語)の通訳を依頼する際の料金相場について紹介します。

基本的に通訳者のレベルによって基本料金を定めていることが多く、通訳者のレベルに応じて可能な通訳方法も異なります。

クラスごとの料金目安については、以下のとおりです。

クラス 半日 一日 通訳場面例
Sクラス \50,000~80,000 \75,000~125,000 同時通訳
Aクラス \40,000~70,000 \50,000~75,000 会議やセミナーなど
Bクラス \30,000~50,000 \40,000~55,000 商談・インタビューなど
Cクラス \20,000~ \28,000~ 空港の送迎や受付など

 

あくまで料金相場の目安であり、通訳者の人数や宿泊をともなうかなど、ほかの条件によってトータルの料金が異なるため注意してください。

通訳者のクラスは、通訳のレベルや経験などによって分類されています。通訳者のクラスが高くなればなるほど料金も必要です。

しかし、重要な契約や商談などの場面では、専門知識を有するハイクラスな通訳者への依頼も必要になるでしょう。

詳しい料金内容は各通訳会社のホームページなどで確認してみましょう。

通訳を依頼する前に考えておくこと

通訳を依頼する前に、いくつか考えておくべきことがあります。依頼前に必要な料金についてだけでなく、通訳者の言語力や通訳者に求めるスキル・知識などを検討しておきましょう。

ここからは、通訳を依頼する前に考えておきたい中国語の地域による言語の違いや、通訳者の能力面について紹介します。

どの地域で使われている言語の通訳が必要なのか?

中国語といっても、地域によって使われている言語は異なります。

大きな括りでいえばすべて中国語ではあるものの、日本語でいう「大阪弁」「博多弁」などのように方言に近いものです。

同じ中国語であっても地域で異なる言葉が使われているため、通訳を依頼する際にはどの地域の言語なのかを事前に調べておきましょう。

・北京:北京語
一般的に中国語といわれてイメージすることが多いものが北京語です。

中国の標準語とされており、日本の大学などでは第二言語として習うことも多く、独特な舌を巻く発音が強く出る特徴があります。

・上海:上海語
上海を中心に使用されている言語で、専門的な言語知識が必要になります。上海語の通訳が必要になる場合は、事前に通訳会社に相談しておきましょう。

・広東・香港:広東語
広東省から香港のエリアあたりで話されていることが多いものが広東語です。

しかし、北京語とは発音が異なる場合が多く、広東語の通訳が必要になる場合は事前に通訳会社へ依頼する際に伝えておくようにしましょう。

・台湾:台湾華語・台湾語
主に台湾で使用されていることが多い言語で、台湾全体では台湾華語、南部の地域では台湾語と、台湾の中でも地域差があります。

台湾華語と北京語間では多少の発音の違いがあっても会話は成立するものの、台湾語になると専門的な言語知識が必要になるので注意が必要です。

通訳対象の地域の文化に詳しい通訳者に依頼する

海外は言語だけでなく、文化やビジネスマナーなども日本とは異なることが多くあります。

通訳を依頼する場合、言語だけでなくその地域の文化やマナーに詳しい通訳者に依頼すると安心です。

特にその地域に在住した経験がある通訳者であれば、文化やマナーにもより精通しています。

通訳を依頼する場合は、通訳対象者の出身地域を事前に確認し、言語や文化などに順応できる通訳者に任せるようにしましょう。

まとめ

中国語といっても地域によって言語には違いがあり、商談などでその地域の人と話す場合は、地方の言語にも精通している通訳者に依頼する必要があります。

また、通訳を依頼する場合は料金設定が通訳会社ごとに異なる点に注意し、依頼する期間や通訳者のランクなどを検討しましょう。

大切な商談や取引、会議などの場面で、通訳者の仕事ぶりは重要な役割をもちます。スムーズに会話を進めるためにも、事前の準備に力を入れておくと安心です。

(上記掲載の内容は、掲載日時点のものです。あらかじめご了承ください。)