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中国語翻訳の相場は何で決まる?依頼するときのポイントも解説!

近年、日本では中国語エリアからの往来が多く、中国語を耳にする機会が増えています。インバウンド向けの施策を検討している経営者にとって、中国語で商品やサービスを説明できることは、非常に有利なことなのです。

そこで強い味方となるのが中国語翻訳の依頼ですが、気になるのは費用相場のこと。料金の違いや、依頼するときのポイントをまとめました。

中国語翻訳の相場の決まり方

中国語翻訳を依頼しようとしたときに、どこに依頼すれば良いのか迷う人も多いでしょう。

中国語翻訳の料金は、安ければ安いほど良いというわけではありません。料金の差には、いくつかの理由があるのです。

中国語翻訳の料金は、以下の要素で算出されます。

文字数やワード数

中国語翻訳の料金は、文字数やワード数など翻訳するボリュームによって決められることが一般的です。日本語を中国語に翻訳する場合は文字数、中国語を日本語に翻訳する場合は、ワード数で換算されます。

専門性の高さ

翻訳する文書の専門性が高ければ高いほど、料金は上がるでしょう。たとえば、難易度が高い学術書の翻訳や契約書面などは、メールやSNSなどの日常的な文章よりも料金が高いです。

文化に応じた微妙なニュアンスを反映させたり、方言の意味合いを含めて翻訳したりしなければならない場合も翻訳の難易度が高く、料金が上がります。

簡易的な翻訳の場合は、翻訳スタッフが1〜2名と必要最低限の人数で完了できるため、安価で依頼できる傾向にあります。

納期

納期も料金に関係するポイントです。すぐに翻訳して欲しいなど、短納期で依頼する場合は、ほかの案件とのスケジュール調整が必要となるため料金が高くなる傾向にあります。また、翻訳人数を増やさなければ、短い納期に間に合わすことができない場合も同様です。

逆に納期を指定しない場合や、納期まで余裕をもって依頼した場合は、翻訳する側も余裕をもって対応できるため、料金が安くなる場合があります。

また、依頼先によっては、あらかじめ基本料金が設定されており、チェック回数や携わる翻訳者の人数、レベルによって料金が追加されていくこともあるようです。

中国語翻訳の相場はどのくらい?

多くの翻訳会社が加盟している一般社団法人日本外交協会の翻訳価格表[1]によると、翻訳会社に依頼する際の料金相場は、日本語から中国語に翻訳する場合は200文字あたり3,600円〜となっています。これは1文字あたり18円~という計算になります。

また、中国語から日本語に翻訳する場合は200文字あたり2,800円〜となっていて、1文字あたり14円~という計算になります。

この料金は、あくまでも簡単な文章の翻訳に対する料金です。翻訳内容の難易度が高いものやライティング、編集、校正、リライト作業、レイアウト等も依頼すると、別途料金が追加で加算されます。

為替レートによっても翻訳料金が多少前後する可能性もありますので、まずは依頼を予定している翻訳会社に見積りを取って相談をしてみましょう。

また、翻訳会社に依頼するだけでなく、クラウドソーシングでフリーランスの翻訳者などに依頼する方法もあります。クラウドソーシングでは翻訳者とのやり取りはすべてネット上で完結するため、料金が安くなる傾向があります。

依頼する文章の難易度によっても価格は変動しますが、日本語から中国語へ翻訳する場合だと、1文字6円〜程度で依頼できるでしょう。

ただし、あくまでもこれは、最低ラインの翻訳価格です。依頼原文の難易度が高い場合や、有名な翻訳者に依頼する場合は、翻訳会社に依頼するよりも高い料金になることもあります。

料金の安さだけを重視して依頼してしまうと、思っているクオリティで翻訳されないこともありますので、依頼する翻訳者のレベルや得意分野を把握しておくことが大切です。

中国語翻訳を依頼する際のポイント

中国語翻訳を依頼するときは、料金だけで決めてしまったり、大手だからという安易な理由だけで決めてしまったりするのは、あまりおすすめできない方法です。

ここからは、依頼先を決めるときのポイントをまとめました。せっかく翻訳を依頼したのに、失敗したということが起きないためにも、しっかりポイントを押さえて依頼先を決めましょう。

依頼内容が翻訳会社の得意分野にマッチしているか

まず、依頼する文章の内容が、翻訳会社の得意分野にマッチしているかを調べておきましょう。ただ単に、文章を翻訳するだけでなく「伝わる文章」になることが大切です。

例えば、商業用の翻訳文を依頼するのであれば、セールスコピーなど商品やサービスを売るための文章が得意でなければなりません。

翻訳した文章を使ってどうなりたいのか、最終目標を設定して、目標を果たせる文章作成をしてくれる翻訳会社を選ぶのが重要なのです。

翻訳会社の中には、幅広くさまざまな文章の翻訳を受けている一般的な翻訳会社だけでなく、その業界に特化した業界専門の翻訳会社も存在します。

もちろん専門性の高さでいえば、業界専門の翻訳会社に依頼するほうが確実ですし、知識が深く安心です。

見積りを依頼する際に、今までの取引先や実績をヒアリングして、自分が依頼する文章が依頼先の翻訳会社とマッチしているか確認しておくのも良い方法でしょう。

希望に合うチェック体制があるか

翻訳作業だけでなく、チェック体制もしっかり確認しておきましょう。翻訳会社の多くは、翻訳した文章をチェックしてから依頼者へ戻します。

もちろん、料金を安く設定している翻訳会社の中には、チェックをしないために翻訳料金を安くしていることもありますが、基本的にはチェックはしてもらうべきです。

一般的な翻訳会社のチェックには、文字や文章の誤りを正す校正チェックがあります。校正チェックの中にも段階がありますが、原文と訳文の照合チェックが一般的なチェックです。このチェックは、バイリンガルチェックと呼ばれます。

言語の用途や原文の意図に反していないかをチェックするのは、訳文チェックという作業です。モノリンガルチェックと呼ばれます。

このほかにも、完成した納品用のフォーマット全体を見て、誤字脱字はもちろん体裁不備がないかなど細かなところまでチェックするプルフリードもあり、チェックの段階が多ければ多いほど正確な翻訳が実現するのです。

とはいえ、チェック段階が多くなればなるほど料金も高くなりますので、自分が希望するチェック体制が整っている翻訳会社を選ぶようにしましょう。

予算に合わせて翻訳を行ってくれるか

依頼する側にとって重要な項目は、なんといっても予算です。依頼する翻訳会社を決めても、予算内で翻訳してくれなければ依頼できません。

先ほども紹介したように、基本的に翻訳料金は、文字数で決定します。単純な文章なら良いですが、専門性の高い文章となれば、文字数以外にもさまざまな料金が追加で加算されます。

翻訳会社の料金体系をあらかじめ調べておくことは大切ですが、自分が依頼する文章が一体いくらになるのか、明確にわからないことがほとんどです。

明確な料金がわからず不安な場合は、依頼を予定している翻訳会社に、予算を伝えた上で見積りをしてもらうと良いでしょう。

予算を大幅にオーバーしてしまう場合は依頼できないこともありますが、少しの予算オーバーなら納期までの期間を伸ばしたり、チェックを少なくしたりすることで、予算内での依頼が可能になるケースもあります。

予算を明確にした上で、翻訳会社と相談しながら決めていくことがおすすめです。

まとめ

中国語翻訳の需要はとても高く、各翻訳会社も力を入れている言語です。ただ単に翻訳するだけでなく、目的を果たせる翻訳をしてもらうことを第一条件に、慎重に翻訳の依頼先を探すようにしましょう。

▼参考
1. 一般社団法人日本外交協会「翻訳価格表」
http://www.spjd.or.jp/honya001.files/honyakukakakuhyo201305.pdf

(上記掲載の内容は、掲載日時点のものです。あらかじめご了承ください。)