英語対応は当たり前?社内で英語研修を行う3つのコツ

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事業のグローバル化や企業のダイバーシティ雇用などを背景に、社内の英語研修に力を入れている企業が増加傾向にあります。

しかし、英語研修を行う場合には長期スパンで育成コストが必要になるほか、すぐにレベルの高いビジネス英語が身につくとは限りません。

では、どのような方法で英語研修を行えばよいのでしょうか。

この記事では、社内で英語研修を行うメリットや成功に導くコツなど、グローバル化に対応するためのポイントについて紹介します。

なぜいま英語研修が必要なのか?

育成コストや時間も必要になる英語研修は、なぜ今必要とされているのでしょうか。理由のひとつとして挙げられているのは、企業におけるグローバル化の加速です。

海外での日本製品の需要拡大や国内の需要減少を背景に、経営戦略におけるひとつの手段として利益が見込まれています。

海外進出や拠点拡大においてクライアントとやり取りを行う際など、英語を駆使することによるビジネスチャンスも増加するでしょう。

重要なのは、個人学習ではなく社内全体で研修として英語学習に取り組むことです。

必要になるのは日常会話レベルの英語力ではなく、実践で役立つビジネス英語であり、個人学習のみで身につけるのは難しいと考えられます。

より現場の実践的な英会話研修を受けながら、最短で即戦力として活用できるような英語力を社員に浸透させましょう。

英語研修でほかの社員と一緒に学ぶことは、英語学習におけるモチベーションの向上にもつながるのではないでしょうか。

社内で英語研修を行うメリット

社内で英語研修を行うメリットは、研修を受ける社員のモチベーションを向上させる以外にも多くあります。

ここからは、社内で英語研修を行うメリットや企業にとって利点のある効果について見ていきましょう。

新たな市場を開拓できる

社内で英語研修を行うことで、新たな市場を開拓できるようになるメリットがあります。

グローバルな人材を育成し、英語でスムーズなコミュニケーションを取ることが可能になるためです。

英語でコミュニケーションを取ることができれば、現地での対応や経営判断なども行いやすくなります。

特に、現地の実践的な英語を取り入れながら学ぶことで、より即戦力としての実力を身につけることができるでしょう。

交渉や新たな販路開拓において、現地の言語で話すことができるのは信頼を得るための大きなリーチになる場合もあります。

英語力の差があることで、ビジネスチャンスを増やすことにもつながるのではないでしょうか。

外国人労働者を雇用しやすくなる

社内で英語研修を行って社員の英語力が向上すれば、外国人労働者を雇用しやすくなるでしょう。

近年、日本では少子高齢化による人口減少にともない、労働力不足が深刻な課題となっています。

解決策のひとつとして外国人労働者を雇用する企業が増加していることから、社内で英語が浸透していればさらにスムーズに受け入れられるでしょう。

特に、優秀な外国人労働者にとって日本語だけでなく英語でも話せる職場環境は魅力的に映り、採用の応募者増加にもつながると考えられます。

海外とのトラブルを避けられる

グローバル化によって海外とやり取りする機会が増加すると、なんらかのトラブルが発生する可能性があります。

社内に英語が浸透しており、スムーズに英語でやり取りが行える状態になっていれば、そのようなトラブルを回避できるのも利点のひとつです。

言葉の壁によって生じるトラブルを早期に解決したり、ニュアンスの受け止め方にずれが発生するのを防いだりすることも可能になるでしょう。

また、商談などのやり取りもスムーズになるので、商談相手に対して積極的な印象を与えられます。

英語研修を成功に導く3つのコツ

社内における英語研修を成功に導くためには、どのような点に注意すべきなのでしょうか。

ここからは、英語研修を成功させるために必要な3つのコツやその目的・理由について紹介します。

1.目的によって研修内容を決める

まずは、英語研修を行う目的に合わせて研修内容を具体的に決定することが重要です。

目的によって研修内容が異なるため、事前にどのような趣旨で英語研修を行うのかを明確にしておく必要があります。

海外赴任のため

海外赴任のために英語研修を行うのであれば、専門分野の英語知識や質問・聞き取りが行えるレベルを目指しましょう。

また、日常生活や現地での生活知識、文化、訛りなどの知識を研修内容に盛り込むことも大切です。

海外赴任を目的とするのであれば、より現地で生活やビジネスを行ううえで必要になるような、実践的な英語力を身に付ける必要があります。

海外企業との交渉のため

社内の英語研修を海外企業との交渉のために行うのであれば、研修内容はより専門分野の知識に特化したものが求められます。

たとえば、ビジネス専門用語や特定の分野での専門的な会話をスムーズに行えるようになるには、ビジネス英語が必須であるためです。

また、加えて売り込みやプレゼンのテクニックなど、相手の気持ちを掴む「話術」を磨かなければなりません。

現地の文化やその国の人のコミュニケーション方法など、英語以外にも幅広い知識を身に付ける必要があります。

社員全体の英語力向上のため

社員全体の英語力向上を目的とするのであれば、問い合わせや資料作成などの業務が行えるレベルの研修が必要です。

まずは日常会話程度から始めるなど、最初からハイレベルな英語研修を行わずに段階を踏んで進めていきましょう。

研修に加えて個人の学習意欲を向上させるようなセミナーにするなど、英語を身に付ける意欲を引き出す研修内容が必要になります。

2.社員のレベルに応じた研修の実施

社内の英語研修を成功させるためには、社員一人ひとりのレベルに応じた研修を実施するのもポイントのひとつです。

研修の内容を決定する前の段階で、事前のレベルチェックテストを行うなど、社員の英語力を把握することから始める必要があります。

社員のレベルに合わせて研修内容を決定し、適切な教材や講師の選定を行うなど、英語力に合わせた研修方法を検討することが重要になります。

3.学習のモチベーションを上げるサポートの実施

社内で英語研修を行う場合、継続して学習し続けるモチベーションが重要になります。

高いモチベーションを維持し続けるためにも、モチベーションアップにつながるサポートの実施を行いましょう。

モチベーションアップを図るには、内発的モチベーションと外発的モチベーションの両面から対策を講じることが大切です。

内発的モチベーションを引き出すには、「探求心」「やりがい」などを感じられるカリキュラムを構築する方法があります。

また、外発的モチベーションアップに「成果に対する賞与」を仕組みとして整備するのも手段のひとつです。

自ら集中力ややる気を高める内発的モチベーションと、結果に対する評価など外発的モチベーションの両面からアプローチする必要があります。

社内のグローバル化には臨機応変な対応が重要

社内のグローバル化には、目的や状況に合わせた臨機応変な対応が重要になります。

英語力の向上は一朝一夕で実現するものではないため、持続的な学習が必要になるためです。

持続的な学習を行うのと並行して、海外出張や海外企業とのやり取りで言葉の壁が生じた際に備えた環境整備を行う必要があります。

たとえば、通訳や翻訳サービスを一時的に活用する、オンライン通訳などをスムーズに活用できるようにするなどの方法です。

重要な場面で学習途中の英語でやり取りするのではなく、必要なときはビジネス英語に対応したプロの翻訳者に依頼することも検討しましょう。

英語力に自信が持てないために、うまく接客できない、商談に進められない、即時対応ができない(電話や面談の方が早いのにメール対応している)などで、ビジネスチャンスを逃さないようにしてください。

まとめ

社内で英語研修を行う場合は、目的を明確にしたうえでカリキュラムや研修方法を検討することが重要です。

長期にわたって研修を浸透させることができれば、社員それぞれのレベルに合わせた研修のノウハウも社内に蓄積されていくでしょう。

長期的にメリットが大きい社内の英語研修を実現するためにも、プロの翻訳・通訳の利用も検討してみてはいかがでしょうか。

(上記掲載の内容は、掲載日時点のものです。あらかじめご了承ください。)