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翻訳サービスを比較!翻訳文章の種類から料金相場を徹底解説

グローバル社会の現代では、海外でビジネスを展開する企業も珍しくありません。海外進出をした企業では、外国語で情報を発信したり、資料を送付したりする機会が頻繁にあり、より本格的な翻訳サービスの検討を進めている企業も多くあります。

翻訳サービスの導入にあたって悩むのは、どの翻訳サービスを利用するかということではないでしょうか?

ここでは、さまざまな翻訳サービスを比較し、料金相場もまとめました。翻訳サービスの導入を検討しているなら、ぜひ参考にしてみてください。

【どれが最適?】翻訳サービスの種類

翻訳サービスと一口にいっても、今では各社でさまざまなサービスがあり、導入する際に迷うことも多いでしょう。翻訳サービスは、サービスごとに特徴があり料金も異なります。

どんなに良いサービスであったとしても、自社に合ったものを選択しなければ意味がありません。

まずは、翻訳サービスの種類と特徴を理解していきましょう。

翻訳会社

従来からよく知られている翻訳サービスで、翻訳を專門にしている会社に依頼する方法です。依頼した会社の社内で翻訳作業を行う企業と、再委託という形で外部の翻訳者に依頼している企業の2パターンが存在します。

翻訳会社の1番の特徴は、専門的な内容の翻訳に強い点です。専門用語が多い医療業界の翻訳や、複雑な内容の翻訳にも対応してくれます。また、120ヶ国に対応など、多言語に対応している会社も多いです。

そのため、翻訳に専門知識が必要な場合や、翻訳言語が他社で対応していないときには、心強い存在になります。

クラウド翻訳サービス

クラウド翻訳サービスは、クラウドソーシングサービスの一種で、不特定多数の人材に業務を依頼できます。翻訳サービスの中でも比較的新しいサービスで、業務を依頼する場合は、すべてWeb上でやり取りが完結します。

多くの人材が登録しており、そのとき対応できる人材が依頼を引き受けるため、スピーディーな納品も可能です。

AI翻訳サービス

人工知能であるAIが、自動翻訳するサービスです。翻訳者に依頼するよりも、コストがかかりません。

一昔前の未熟なAI翻訳では、精度が低いものもありましたが、近年のAI翻訳はかなり進化しており、複雑な翻訳も可能になっています。

翻訳文章の種類は大きく分けて3つ

先ほど、3種類の翻訳サービスを解説しましたが、次は翻訳文章の種類を3つご紹介します。

翻訳文章の種類を知っておけば、自社の文章がどれにあたるのかを判断できるので、自社にとって最適なサービスを選択できるでしょう。

ビジネスに関する「産業翻訳」

企業が依頼する翻訳の文章で、もっとも多いのが「産業翻訳」です。ざっくり解説すれば、企業や研究者に関わる文書全般を翻訳します。

社内文書や報告書、契約書や仕様書、プレゼン資料、パンフレットやカタログ類、作業マニュアル、学術論文などが「産業翻訳」です。

契約書の翻訳は、法律の知識も必要ですので、対応してくれる翻訳サービスを選ばなければなりません。

書籍や出版物に関する「出版翻訳」

出版翻訳とは、海外で出版されている本を日本語に翻訳することです。依頼者は、主に出版会社です。

本といっても、小説やビジネス書、専門書、ノンフィクション、雑誌や新聞記事など、さまざまな種類がありますが、どれも出版翻訳に含まれます。また、本以外にも、歌詞も文芸作品に入るので翻訳対象になります。

映像に関する「映像翻訳」

映像翻訳は、先ほど紹介した産業翻訳や出版翻訳とは異なり、文章ではなく映像媒体の翻訳をすることを指します。

わかりやすい例でいえば、海外の映画やドラマなどの字幕や吹き替えです。最近では、YouTubeで配信している動画やTik tokなどの翻訳も需要があります。

気になる翻訳サービスの料金の目安は?

実際に翻訳を依頼しようという場合、気になるのは料金のことです。以下に、一般的な翻訳サービスごとの料金目安を独自にまとめました。

翻訳会社の料金目安

ここでは、産業翻訳を翻訳会社に依頼した場合の料金目安を分野ごとの表にまとめています。

翻訳する分野 英文→和訳 和文→英訳
コンピューターマニュアル 14〜28円程度 9〜20円程度
一般科学や工業技術 15〜28円程度 9〜21円程度
金融関係 16〜30円程度 10〜25円程度
経営管理・財務・契約書 16〜30円程度 10〜25円程度
特許明細書 18〜26円程度 10〜30円程度
医学や医療・薬学 14〜35円程度 11〜30円程度

 

表にまとめた料金は、英日翻訳は英語1ワードあたりの単価、日英は日本語1文字あたりの単価です。

また、あくまでも一例で文章の内容や品質レベル、納期、依頼する翻訳会社によっても料金は異なるので注意してください。詳しい内容は各翻訳会社、関連団体のホームページなどで情報を確認してみましょう。

クラウド翻訳サービスの料金目安

クラウド翻訳サービスの料金は、翻訳会社に依頼するよりも安くなることが多いです。こちらも、文章の難易度や翻訳者のレベルによって料金目安は異なりますが、1文字あたり5〜20円程度が目安となります。

また、個人利用とビジネス利用によっても料金目安は異なることが多いです。個人が依頼する文章の例を挙げると、個人ブログや手紙、英文の履歴書や経歴書、問い合わせ文などが考えられます。

たとえば、個人利用の場合で、日→英翻訳なら5円程度、英→日で8円程度というところでしょう。

ビジネス利用なら、契約書や論文、薬事申請書類、製品説明など、依頼する文章の難易度が高いことも多く、日→英で10円程度、英→日で15円程度に設定しているところが多いです。

AI翻訳サービスの料金目安

AI翻訳サービスの料金は、1文字や1ワードあたりで翻訳料金を設定している翻訳会社やクラウド翻訳サービスに依頼するときとは違い、アカウント料金と年間利用料で設定されています。

そのため、頻繁に翻訳をする機会が多い場合は、1文字あたり1円以下になることもあるのです。

依頼する文章の分野や対応している言語数、機能によって料金は大きく異なるので、自社が必要なサービスや機能があるかで選びましょう。

本当に自社に合っているか不安な場合は、無料トライアルを設けているサービスも多いので、上手く活用しながら決めてください。

自社に合った翻訳サービスを見つけるには

周りから評判の良い翻訳サービスであっても、自社に合ったサービスでなければ最適なサービスは受けられません。

翻訳サービスに依頼してがっかりしないために、依頼前にさまざまな角度からチェックしてみてください。

翻訳の目的を明確にする

なぜ翻訳を依頼するのか、しっかり整理して明確にしておきましょう。

大体の意味が伝われば良いのであれば、ネットやアプリの無料翻訳で十分対応できますが、目的があるからこそ、お金を払って翻訳しようとしているはずです。

たとえば、日本にいる外国人へ向けて情報発信をしたい場合は、日本語の文章をできるだけ表現したシンプルな翻訳が必要でしょう。

しかし、海外での新規事業展開が目的であれば、ブランドイメージが正しく伝わり、なおかつマーケティングの要素もしっかりと意識した翻訳をしてもらわなければなりません。

このように、目的によって翻訳の仕方は大きく異なります。目的をしっかりと達成できるよう、何のための翻訳なのかを理解しておきましょう。

翻訳したい内容の分野に対応しているか

翻訳サービスを調べていると、大手の翻訳サービスに目が行きます。しかし、依頼する文章の内容が専門性の高い分野の場合や、特殊な言語に翻訳したい場合は、大手でも対応していないこともあるのです。

逆に、知名度の高くない翻訳サービスでも、専門性の高い翻訳に対応していたり、対応言語が多かったりする場合があります。

知名度だけで翻訳サービスを選ばず、分野の対応範囲や取り扱い言語数などを確認した上で、実績にも注目して翻訳サービスを選ぶようにすれば失敗を防げるでしょう。

料金だけで選ばない

多くの企業で、翻訳サービスの料金をできるだけ安く抑えたいと思っているでしょう。しかし、料金の安さだけで翻訳サービスを選ぶと、その分満足できないところがあったり、我慢せざるを得ないところがあったりします。

納期が早すぎたり、料金が他社と比べて安すぎたりする場合は、完璧を求めることは難しいということを理解しておきましょう。特に、できるだけ早く翻訳してほしい場合は、納期が早いサービスを選びがちですが、納期が早いということは複数人で対応していることが多く、翻訳の表現が安定していないこともあるのです。

また、料金が安い場合は、見直しや校正が簡易的な可能性もあるでしょう。納得のいく文章で目的を達成するためにも、各翻訳サービスを比較検討してみてください。

まとめ

翻訳サービスは、サービスごとにさまざまな特徴があります。せっかく依頼するのですから、納得できる翻訳をしてもらい目的を達成できなければ意味がありません。

今一度、依頼する目的を明確にし、後悔しない翻訳サービスを選んでください。

(上記掲載の内容は、掲載日時点のものです。あらかじめご了承ください。)