公開日:

最終更新日:

英語での会議で聞き取れない原因と今後のための対処法

英語での会議が聞き取れないと、会議についていけなくなってしまいます。英語をうまく聞き取れないのは、一体どんな原因があるのでしょうか。

この記事では、英語での会議が聞き取れない場合に考えられる原因と対処法について解説します。会議についていけないことに不安や悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

英語の会議で聞き取れない原因

英語の会議で聞き取れない場合、大きくふたつの原因が考えられます。ひとつは、音声知覚ができていないということ、もうひとつは意味が理解できていないということです。

音声知覚ができていない

英語を読んで理解するのには問題ない、自分が伝えたいことは発言できるのに、聞き取れないという場合、考えられるのは音声知覚ができていないということです。

日本語の母音は5つだけですが、英語の母音は24個(数え方によっては、それ以上)もあります。加えて、日本語よりも子音の数も多いため、英語を学ぶ際にそれらすべてを習得しなければなりません。

もしも英語の会議を聞き取れないのなら、英語の発音を正しく習得できていないのかもしれません。人は自分が発音できるものは音声として正しく知覚できますが、自分が発音できないものについては音声として正しく知覚することができないからです。

英語の会議で聞き取れない語彙が複数あるのであれば、正しい発音の習得ができていない可能性があります。

また、発音は理解しているけれど、リスニングが苦手という人もいます。英語は、ひとつひとつの単語をていねいに話す言語ではありません。前後につく単語によって、前の単語と後ろの単語をくっつけて発音したり、前の単語の語尾が脱落したりします。

たとえば、give(ギブ)とup(アップ)はギブアップではなく、2つの単語を連結してギバップと発音します。got(ゴット)とyou(ユー)だと、ゴットユーではなくゴッチューです。

hot(ホット)とmilk(ミルク)だとホットのトが脱落してホッミルク、white(ホワイト)とpaper(ペーパー)だとホワイトのトが脱落してホワイペーパーです。

このような変化についても理解し、慣れていないと、聞き取ることが難しいと感じるかもしれません。

意味理解ができていない

知らない言葉があると、理解することができません。英語の会議が聞き取れないのは、単に語彙が少ないという可能性もあります。

また、知っている単語でも、熟語などの知識がないと正しく理解することができません。自分が英語で発言するときは限られた表現方法で伝えることができるかもしれませんが、相手も同じような英語表現を使うとは限らないものです。

英語の会議が聞き取れない理由が英語表現の知識不足にあるとすれば、バラエティー豊かな表現方法を習得することで、英語での会議も理解できるようになるでしょう。

英語の会議で聞き取れないときの対処法

英語の会議内容が聞き取れないからといって慌ててしまうと、ますます会議についていけなくなるかもしれません。では、どのように対処すべきなのでしょうか。

英語がうまく聞き取れないときは、次の方法で対処してみてください。

完璧主義にならない

英語の会議で聞き取れない単語や理解できなかった言葉がでてきても、そればかりに集中しないようにしましょう。すべての言葉を完璧に聞き取ることができないとしても、気にする必要はありません。

「あれもわからなかった」「これも理解できなかった」と考えるよりも、重要なポイントを押さえることに集中しましょう。すべてを完璧に聞き取ることができなかったとしても、会議の要となる点さえ理解できれば良いのです。

流暢に英語が話せて、理解できる人であっても、一語一句逃さないように聞き取ることは難しいものです。

たとえば、プロの同時通訳者は2人以上でチームを組み、15分おきに通訳作業を交代します。つまり、英語を一語一句聞き逃さないように、またすべての言葉を正確に解釈しようとして聞くと、プロであっても集中力を保つのは難しいということです。

完璧にすべての言葉を聞き取る必要はないので、少々聞き落とした言葉があっても気にしないようにしましょう。

重要なフレーズを聞き取る

短時間の会議であれば集中力を保つことができるかもしれませんが、会議の時間が30分、45分、1時間、2時間と長くなると、集中力を保つことが課題となります。

すべての言葉をじっくりと聞こうとすると集中力が持たなくなるので、聞き方にもメリハリをつけるのがおすすめです。

たとえば、最初のあいさつや本論に入る前の簡単な概略などは、少々聞き逃しても問題ないのでリラックスして聞きましょう。しかし、会議のなかでも重要な部分に入ったら、聞き逃さないようにしっかりと集中して聞きます。

そのためには、どの部分が重要で、どの部分がそうでないかを判断できないといけません。大抵、重要な部分を扱う前は、「ここからはしっかりと聞く必要があるな」と予想できるフレーズが入ります。

たとえば、「本題に入りましょう」Let's get started the main topic.(レッツ ゲット スターティド ザ メーン トピック)や「ところで」By the way(バイ ザー ウェー)といったフレーズです。話し手がこのようなフレーズを使ったら、話題が変わるということですので、集中して聞く必要があります。

また、「残念ながら」I am afraid ~(アイ アム アフレイド~)、Unfortunately(アンフォーチュネートリー)といったマイナス表現が使われたときは、良くない報告があると予想することができます。

さらに、話のなかで「重要」important(インポータント)や「重大」serious(シリアス)といった言葉が使われる場合も、大切な点と予想できるのでしっかりと聞き取れるようにしましょう。

会議などのビジネスシーンでの頻出フレーズは、以下の記事でも紹介しています。ぜひ覚えておきましょう。

「英語の会議をスムーズに進めたい方は必見!場面ごとに使えるフレーズ集をご紹介」
https://c-column.optage.co.jp/column/2020-11-13/1266/

「ビジネスで活用できる英語のフレーズを知って商談をスムーズに進めよう」
https://c-column.optage.co.jp/column/2020-11-09/1256/

リズムで重要なポイントを判断する

英語には音の強弱のリズムがあります。重要な点は強く発音し、そうでない点は弱く発音します。強く発音された部分はしっかりと聞くようにすると、会議で重要なポイントを逃すことはありません。

強く発音する部分については、ゆっくりと発音されることが多いので、強くゆっくりと発音される部分は集中して聞いてみましょう。

英語の会議で聞き取れないときはオンライン会議通訳を活用しよう

英語の会議を聞き取れないことが続くと、会議の時間を有意義に過ごすことができません。現時点では英語の会議についていく十分な英語力がないと感じる場合は、英語の勉強を継続しつつ通訳を活用してみましょう。

通訳は、通訳者が会議に同席したうえで通訳を行う対面通訳が一般的でしたが、近年ではオンラインでの通訳サービスに注目が集まっています。

では、オンライン会議通訳は一般的な通訳と比べてどんなメリットがあり、どのように利用できるのでしょうか。基本的な使い方やメリットを紹介します。

オンライン会議通訳の基本的な使い方

オンライン会議通訳は、どこにいても簡単に通訳を依頼することのできるサービスです。基本的な使い方を説明します。

1.通訳の予約をする
電話やメールで事前に通訳の依頼をします。

2.通訳者を選ぶ
依頼内容に合った通訳者を選びます。

3.会議の前に通訳の打ち合わせをする
会議の前に接続テストをしたり、資料などを使って通訳者と打ち合わせをしたりします。

4.会議中は通訳者が遠隔で逐次(ちくじ)通訳を行う
実際の会議では、通訳者が入ってオンライン上で逐次通訳をします。逐次通訳とは、話し手と通訳者が交互に話す通訳方法です。話し手が区切りの良いところまで話して、通訳者がそこまでの話を訳します。

オンライン会議通訳のメリット

オンライン会議通訳に依頼すると、経験豊富な通訳者が対応してくれるので、英語の会議をスムーズに理解することができます。

通常、通訳を依頼する場合は、実際に会議が行われる場所に通訳者が移動する必要があり、そのための移動交通費がかかります。しかし、オンライン会議通訳はリモートでの通訳なので、移動のための時間と交通費がかかりません。そのため、コストを削減できるのもメリットです。

また、近年は感染症対策として人との接触を避けることが勧められていますが、オンライン会議通訳は感染リスクを減らせるというメリットもあります。

オンライン通訳サービスの種類や選び方については、以下の記事でも紹介しています。

「オンラインでも使える通訳!メリットや選ぶポイントは?」
https://c-column.optage.co.jp/column/2020-07-27/815/

まとめ

英語の会議が聞き取れない場合の原因と対処法について解説しました。発音練習をしたり、英語の語彙や表現方法に関する知識を増やしたりして英語力を磨くことで、リスニング力アップにつながるでしょう。

また、完璧を求めないことも大切です。一語一句を聞き逃さないように集中して聞くことはプロでも難しいため、少し聞き取れない言葉があったとしても気にする必要はありません。

重要なフレーズや発音を意識して聞くことで、会議の重要なポイントを聞き逃さないようにしましょう。

(上記掲載の内容は、掲載日時点のものです。あらかじめご了承ください。)