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海外にアピールできる!多言語サイトの作り方4ステップ

外国人のお客様からの売上が伸びてきていたり、自社の商品が海外のメディアに取り上げられたりしたら、自社サイトを多言語化する良いチャンスかもしれません。サイトを多言語に対応することで、海外のお客様の満足度を大きく向上させることができるでしょう。

本記事では、自社サイトを多言語対応させたいと考えている方のために、多言語対応させるためのサイトの作り方を解説していきます。

【4ステップ】多言語サイトの作り方

多言語サイトの作り方の流れは大きく4つあります。それぞれのステップを確認していきましょう。

1.多言語サイトの目的・目標を決める

多言語サイトの作り方の最初のステップは、多言語サイトの目的・目標を明確にしておくことです。

本格的に海外での知名度やブランド力向上を目指すのであれば、単純にサイトを多言語化させるというだけでは、期待した結果を得ることはできないでしょう。

サイトを多言語化することによって何を実現させたいのか、それを明確にすることでサイト設計やデザインも変わってきます。

複数の言語でサイトを作る場合には、それぞれの対象となる国で関心が高い話題や商品なども異なるので、そうした違いも把握したうえで目的・目標を決めましょう。

2.多言語サイトのURLを決める

多言語サイトの作り方の次のステップは、多言語サイトのURLを決めることです。

言語を切り替えたとき、URLが日本語版と変わらないまま言語が変更されるサイトがありますが、この方法はおすすめできません。

その理由は、同じURLで言語が異なると、検索エンジンがひとつの言語しか認識しなくなるからです。そうなると、ほかの言語でどれほど良質なページを作ったとしても、検索で上位に上がりにくくなります。

検索エンジンに認識してもらうためには、外国語ページのURLを決めて、そこに多言語化されたコンテンツを入れる必要があるのです。

多言語サイトのURLをわける方法としては、主に以下の3つの方法があります。

1.国別ドメイン(ccTLD)の使用

「.jp」や「.us」といった国別ドメインを使用すると、検索エンジンにもユーザーにも、そのサイトが特定の国を対象にしているということがはっきりと伝わります。

ただ、この方法ではターゲットとなる国をひとつに絞らないといけなくなるので、英語など複数の国で使用されている言語に対応する場合には向いていません。

2.サブドメインの使用

すでに独自ドメインを取得していれば、サブドメインを取得して、それぞれのサブドメインで英語版ページや中国語版ページを作ることが可能です。

ただし、WordPressで自社サイトを作っている場合には再インストールが必要になりますし、サブドメインごとに管理しなければいけなくなります。

3.サブディレクトリの使用

自社サイトのドメインの後に、英語であれば「/en」、中国語であれば「/cn」といったサブディレクトリを作り、そこに記事を投稿していくという方法です。

この方法は、ドメインをいじったり、再インストールしたりするという手間をかけることなく簡単に言語ごとのページをわけることができます。

3.多言語サイトのデザイン・UIを決める

多言語サイトの作り方の3つめのステップは、サイトのデザインやUI(ユーザーインターフェース)を決めることです。UIとは、ユーザーにとって使いやすいサイトにすることを意味しています。

ターゲットとなる国や地域の人が使いやすいデザインやUIにすることで、サイトを訪問した外国のユーザーの満足度を高めることが可能です。

デザインを決める際は、もとの日本語ページに合わせる必要はありません。サイトを訪れる外国のユーザーは、自分の言語のページと日本語ページと見比べたりすることはないからです。

また、サイトに訪問した外国のユーザーが使いやすいように、ユーザーが簡単に言語を変更できるように設定しておきましょう。

サイトによっては、ユーザーが住んでいる国の主要言語を自動的に表示するように設定することもできますが、ユーザー自身が言語を変更できるようにするのがおすすめです。

なぜなら、ある国に住んでいるからといって、必ずしもその人がその国の主要言語を使っているとは限らないからです。自分が使用する言語と異なるページが表示され、それを変えられないとなるとユーザーはストレスを感じてしまいます。

サイトの細部に至るまで、外国のユーザーが使いやすいサイトになるように意識してデザインとUIを決めましょう。

4.翻訳して公開する

日本語の記事を多言語化して公開する場合、多くの方が利用を考えるのが自動翻訳ツールです。とはいえ、日本語ページをそのままツールで翻訳すると、読みにくい文章になることがあります。

また、自動翻訳では本来伝えたいことをユーザーに伝えられない可能性がありますし、さらにはスパム行為と判断されるリスクもあります。

サイトを多言語化して、海外での知名度やブランド力向上を目指すのであれば、日本と海外、どちらの文化にも理解がある人に翻訳を依頼することがおすすめです。

多言語サイトを作る際の注意点

多言語サイトを作るということは、ただ単にサイト内のコンテンツを外国語に翻訳するだけではありません。

ここでは、多言語サイトを作る上での注意点を紹介していきます。

各国の慣習や規制に沿ったサイトを作る

多言語サイトの作り方で覚えておきたいのが、各国の慣習や規制に沿ったサイトにするということです。

例えば、日付を書く順番はアメリカでは「曜日、月、日、年」ですが、イギリスでは「曜日、日、月、年」になるなど、国によって異なります。

また、中国やロシアでは独自のIT規制を行っているため、それを踏まえたサイト構築が必要になることも覚えておきましょう。

国旗アイコンは要注意

多言語化した場合、サイト内に言語選択メニューを設置することになります。 視認性が上がるので、それぞれの言語に当てはまる国旗アイコンを使いたいと感じるかもしれませんが、国旗アイコンを使うのはおすすめできません

それは、公用語が複数に分かれている国もあるためです例えば、シンガポールでは英語・中国語・マレー語・タミル語が公用語となっています。カナダでは、英語とフランス語が公用語です。

なので、国旗アイコンを使ってしまうと、公用語が複数に分かれている国に対応することが難しくなります。

また、英語はアメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダなどで使われているので、どこの国旗アイコンを英語に当てはめるべきかという問題も発生します。

こうしたことを考えると、言語選択メニューに国旗アイコンは使わないほうがベターだといえるでしょう。

サイト以外でも多言語に対応する必要がある

外国のユーザーは多言語対応されたサイトを見ると、その言語で顧客対応もしてもらえるだろうと期待します。

そのため、問い合わせメールやニュースレターなどが日本語のままだと、信頼を損ねてしまう可能性があります。そのような事態を招かないために、記事だけでなく問い合わせメールやニュースレターなども、それぞれの言語に対応させる必要があるでしょう。

また、サイトコンテンツを多言語化させたのであれば、実際の店舗などでも多言語化対応できるようにすることも望まれます。そのためには、社内で従業員への外国語研修を行うなど、社内教育の改変も必要です。

まとめ

今回は、多言語サイトの作り方について紹介しました。多言語サイトの目的・目標を決める、URLを決める、デザイン・UIを決める、翻訳して公開するというステップを踏むことで、外国のユーザーにとって見やすくわかりやすいサイトを目指せるでしょう。

サイトを多言語化する際は、ただ単に言語を翻訳するだけではユーザーに伝わりません。対象となる国のユーザーが使いやすいサイトになるよう、今回紹介した注意点に気をつけて作成しましょう。

 

(上記掲載の内容は、掲載日時点のものです。あらかじめご了承ください。)